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近代天皇制と古都

高木 博志 岩波書店
出版时间:

2006-7-7  

出版社:

岩波書店  

作者:

高木 博志  

内容概要

日本を国民国家として創出するためには、共通の「記憶」をもった「国民」の創造が不可欠である。本書が焦点を当てる京都と奈良は、近代天皇制が自らの原郷・聖所(古都)として日本人の集合的記憶に刻みつけようとした特権的な空間であった。この二つの都市が「古都」として表象されていく過程を、江戸期から克明にたどる。

作者简介

高木博志
1959年,大阪府吹田市生まれ.立命館大学大学院日本史学専修修了,北海道大学文学部助教授をへて,現在,京都大学人文科学研究所助教授.日本近代史専攻。
主な仕事に,『近代天皇制の文化史的研究――天皇就任儀礼・年中行事・文化財』(校倉書房,1997年),「「郷土愛」と「愛国心」をつなぐもの――近代における「旧藩」の顕彰」(『歴史評論』659号,2005年)などがある。

书籍目录


図版一覧
第一部 古都奈良
第一章 近代における神話的古代の創造
――畝傍山・神武陵・橿原神宮,三位一体の神武「聖蹟」――
はじめに
第一節 神武陵と神武天皇陵
第二節 畝傍山神苑の形成
1 畝傍山
2 橿原神宮の創建と宗教講社
3 伊勢神宮神苑
4 畝傍山神苑構想
5 洞部落の移転
むすびにかえて――紀元二千六百年事業と神武天皇聖蹟調査
第二章 近代天皇制と古代文化
――「国体の精華」としての正倉院・天皇陵――
はじめに
第一節 近世の正倉院・天皇陵
第二節 明治維新と古代
第三節 維新期の古器物・什宝
第四節 国際社会と日本古代
第五節 古代文化の成立
むすびにかえて――「天平の面影」と「夢殿」
第二部 古都京都
第三章 近世の内裏空間・近代の京都御苑
はじめに
第一節 近世の朝廷と内裏空間
1 近世後期の朝廷と山城国との地域的つながり
2 内裏空間と築地
3 自由往来,活気ある内裏空間
(1)観光スポットとしての内裏空間
(2)禁裏御所への庶民の参入
4 幕末の九門警備
第二節 京都御苑の近代
1 明治維新と京都御苑の形成
2 国際社会と古都京都の形成
第四章 古都京都イメージの近代
はじめに
第一節 明治維新と京都論の変容
第二節 明治維新と史蹟・名所
第三節 国風文化論の展開
第四節 安土桃山文化論の展開
1 豊臣秀吉の顕彰
2 安土桃山時代史論
3 京都の文化史・社会史研究
むすびにかえて
第三部 陵墓と世界遺産
第五章 陵墓の近代
――皇霊と皇室財産の形成を論点に――
はじめに
第一節 皇室財産としての陵墓
1 皇室財産の形成
2 「非文化財」としての陵墓の歩み
第二節 「御霊が宿る聖域」としての陵墓
1 「御霊が宿る聖域」としての陵墓
2 非宗教としての国家神道と皇室の来世観
むすびにかえて
第六章 近代の陵墓問題と継体天皇陵
はじめに
第一節 近世の継体天皇陵
第二節 近代における整備
第三節 継体天皇陵治定への疑義
むすびにかえて
第七章 「仁徳天皇陵」を世界遺産に!
補論
桜とナショナリズム
――日清戦争以後のソメイヨシノの植樹――
はじめに
第一節 明治維新と桜
第二節 弘前城と桜
むすびにかえて

あとがき
事項索引/人名索引


图书封面

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