恋衣
山川登美子,増田雅子,與謝野晶子
日本近代文学館
出版时间:
1980-4
出版社:
日本近代文学館
作者:
山川登美子,増田雅子,與謝野晶子
内容概要
『恋衣』明治38年1月刊、初版本。山川登美子・増田雅子・与謝野晶子 (絵画)中沢弘光
「詩人薄田泣菫の君に捧げまつる」と献辞がある。鉄幹の女弟子3人の競詠に注目される。
新詩社を代表する三人の女性歌人、山川登美子・増田雅子・与謝野晶子による合同詩歌集『恋衣』全歌393首
「白百合」山川登美子
髪ながき少女とうまれしろ百合に額は伏せつつ君をこそ思へ
聖壇にこのうらわかき犠を見よしばしは燭を百にもまさむ
そは夢かあらずまぼろし目をとぢて色うつくしき靄にまかれぬ
「みをつくし」増田まさ子
しら梅の衣にかをると見しまでよ君とは云はじ春の夜の夢
恋やさだめ歌やさだめとわづらひぬおぼろごこちの春の夜の人
むつれつつ菫のいひぬ蝶のいひぬ風はねがはじ雨に幸あらむ
「曙染」與謝野晶子
春曙抄に伊勢をかさねてかさ足らね枕はやがてくづれけるかな
あゝ野の路君とわかれて三十歩また見ぬ顔に似る秋の花
ほととぎす聴きたまひしか聴かざりき水のおとするよき寝覚かな
图书封面
广告
下载页面