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李朝・暗行記

皇 なつき 角川書店
出版时间:

2002/08  

出版社:

角川書店  

作者:

皇 なつき  

内容概要

僕は歴史小説やマンガが好きなんです。
それも、忠臣蔵や織田信長など『誰でも知っている物語』ではない、空白の部分をクローズアップしている作品や通俗的にイメージがある世界観ではないものがお気に入りです。今まで見えなかったものが見えるようになると、世の中が楽しくなりません?。違う世界観でみると考え方も変わりますもんね。皇さんの作品も、名前に惹かれて偶然本屋で手に取りました。
李朝朝鮮のアメンオサといえばサンデーGXで連載の尹 仁完さんの『新暗行御史』を思い出します。エンターテイメントで表現され始めると、広まるのも早いですよね。
僕も詳しくはしらないのですが、李氏朝鮮は、518年間も続いた朝鮮王朝なんですね。徳川300年の平和も(当時ヨーロッパは殺し合いと戦争の歴史)かすむぐらいなのですねぇ。はじめて知りました。そう考えると、中華帝国の周辺国の儒教国家って、安定してたんだなぁ。しかし儒教国家に封建社会というのは、ある意味停滞し、身分階層が固まった暗く描かれることも多いです。アジアの官僚社会の腐敗は、凄まじいですからね。
このアメンオサというのは、国王直属の調査官で入ってみれば常時いる朝鮮版水戸黄門みたいなもんです。


图书封面

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