解散後全劇作
1998-3
新潮社
解散後全劇作
劇団「夢の遊眠社」解散後の5作品を全収録。ロンドン留学を終えた著者が設立したNODA・MAP第1回公演として、大反響を巻き起こした「キル」。プロ・アマを問わず3000人の応募者からオーディションし、未知なる才能を秘めた個性豊かな役者を起用して、若さあふれる舞台を作り上げた「ローリング・ストーン」。加えて「贋作・罪と罰」、「TABOO」、小空間で新しい芝居作りを目指し、果敢に挑戦し続ける番外公演からは「赤鬼」を掲載。ファンにはたまらない1冊で、読み返せば劇場での感動が臨場感いっぱいによみがえってくる。彼得意の言葉遊びを字面で捉えながら、野田ワールドにどっぷりひたるのも一興。常に演劇シーンを疾走し、現状に甘えて「汚れた皿」=「退屈な芝居」を積み重ねることなく、奇抜な発想を武器に、耐えず「洗う」作業を続けている著者からはかたときも目が離せない。各作品には味わい深いエッセイが、巻末には野田秀樹略年譜もついている。
劇団「夢の遊眠社」解散後の5作品を全収録。ロンドン留学を終えた著者が設立したNODA・MAP第1回公演として、大反響を巻き起こした「キル」。プロ・アマを問わず3000人の応募者からオーディションし、未知なる才能を秘めた個性豊かな役者を起用して、若さあふれる舞台を作り上げた「ローリング・ストーン」。加えて「贋作・罪と罰」、「TABOO」、小空間で新しい芝居作りを目指し、果敢に挑戦し続ける番外公演からは「赤鬼」を掲載。ファンにはたまらない1冊で、読み返せば劇場での感動が臨場感いっぱいによみがえってくる。彼得意の言葉遊びを字面で捉えながら、野田ワールドにどっぷりひたるのも一興。常に演劇シーンを疾走し、現状に甘えて「汚れた皿」=「退屈な芝居」を積み重ねることなく、奇抜な発想を武器に、耐えず「洗う」作業を続けている著者からはかたときも目が離せない。各作品には味わい深いエッセイが、巻末には野田秀樹略年譜もついている。