秘密社会と国家

1995-3  

勁草書房  

小林 一美,孫 江,馬場 毅,並木 頼寿,大里 浩秋,佐々木 潤之介,小馬 徹,岡嶋 千幸  

権力との拮抗によって地下での活動を余儀なくされた秘密社会の存在は、その時代と社会を鋭敏に反映するバロメーターである。座談会とそれぞれの研究テーマに基づく報告8編を収録。秘密社会の特徴と問題提起。

秘密結社について（座談会）
〈出席者〉小島 晋治,岡島 千幸,小馬 徹,小林 一美,佐々木 潤之介,竹内 啓一 1
中華帝国と秘密社会 小林 一美 58
清末民初期における民間秘密結社と政治との関係 孫 江 90
日本の中国侵略と秘密結社 馬場 毅 126
明治訪華日本人の会党への関心について 並木 頼寿 162
「中国秘密社会の現段階」覚書 大里 浩秋 182
騒動の結果論理－「米倉騒動聞書」から－ 佐々木 潤之介 214
西南ケニアのキプシギス人とティリキ人の入社的秘密結社と年齢組体系 小馬 徹 234
「スキミントン」について－英国西部の農民社会と文化－ 岡嶋 千幸 276

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