ふしだら者ですが
2009/12/28
幻冬舎
中原一也,小山田あみ
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仕事場で女性からは空気扱い・邪魔者扱いをされているサエない公務員の皆川修平。しかし実は、男にはなぜか異様なまでにモテまくり、老若男男、喰い散らかしている節操のない魔性のゲイだった。男と別れるときは、いつも幻馴染みのガテン系リーマン・高森に恋人のふりをお願いし、円滑に男と別れていた。そんなある日、皆川はストーカー被害に遭ってしまう。危ないところを高森に助けられた皆川だが、その日から高森のことが忘れられなくなってしまい…。
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38歳のおっさんふたりが恋をする物語りである。小山田先生のイラストによって38歳のおっさんには信じられないほど若く見えるんだ。大好き!!
幼馴染みの高森x魔性のゲイ・修平
修平は本当に老若男男、喰い散らかしている節操のない魔性のゲイなんだよ~~~
前半はコメディーような展開は面白く読んだんだ。特に初めの「僕、このおじちゃんと結婚する!」と四歳くらい幼稚園の男の子が修平に向いてそう言ったんだ。。もっと抱腹だったのは「そう、ありがとう。でもちょっと早かったみたいだね。二十年後にもう一度おいで。」と修平はそう言ったんだわ!!ハハハぁぁ~@*@~~
中原先生は「お股の緩い魔性受」とおっしゃた修平のいろいろな相手は面白いし、電器屋さん、金髪、パンチパーマ、ホテルオーナー、この中でチビ・ハゲ・デブ三重苦のおっさんが一番かわいそうだよ++_++
後半は逆転で、思ったより辛い過去を持ってた修平がかわいそう。実は修平は誰かから捨てることを怖いだから、そちこち喰うようになっちゃった。いつも相手が捨てられる前に相手を捨てることを選んだだけだ。これも人間の自分を保護のための本能というものだなぁ~~
攻君は意外に甘党なんって、おっさんの外見にぜんぜん見えねょ!!高森は自分の情熱をひっしに我慢して、修平を見守るんで、修平からこのバランスを破れたんだ。メロメロの二人!!鼻血vvvvvvvvvvvvvvvvvHの大登場!!
「愛する人を手にかけることなんてできない。たとえ自分がどんなに苦しい思いをしようとも、相手を殺すことで自分が楽になれるとわかっても、殺せない。」p227