アニメーションの臨床心理学
2006-9
誠信書房
横田正夫
无
内容(「MARC」データベースより)
心理臨床的関心から、欧米のアニメと東映動画に始まる日本のアニメの歴史と、作家の作風の変遷を辿る。著者のライフサイクルと大きく絡め、キャラクターに関する章と作家の創造性を検討する章から構成する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
横田/正夫
日本大学文理学部心理学科教授。医学博士、博士(心理学)、臨床心理士。日本大学芸術学部映画学科出身。大学時代はアニメーション制作に関心をもち、映像コースを専攻。日本大学大学院文学研究科で映像理解のメカニズムの認知心理学的研究をおこなう。その後、群馬大学医学部神経精神医学教室に勤務。統合失調症の認知障害に関する研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第1章 アニメーションと心理学(日本のアニメーションの特徴
高畑勲監督の『太陽の王子ホルスの大冒険』 ほか)
第2章 アニメーションにおけるキャラクター(キャラクターは創造できるか
善玉・悪玉キャラクターの相貌的特徴
ディズニーと日本のキャラクターの印象評価の因子分析
負のキャラクター
誇張された表現と印象評価
アニメーションと人間の相貌的特徴と性格的特徴
日本と外国のアニメーション・キャラクター
因子構造の比較と臨床心理学)
第3章 アニメーションの基礎的検討(アニメーションと色彩
アニメーションにおける動きの研究)
第4章 アニメーション作品にみる心の表現(『おもひでぽろぽろ』―自己の物語化
『アリーテ姫』―引きこもり)
第5章 アニメーション作家とライフサイクル(宮崎駿―異生物に反映された自画像の変遷
高畑勲―コミュニティと家族
りんたろう―心理学的依存
今敏―『妄想代理人』
押井守―自閉的世界を描く
川本喜八郎―苦と悟りのアニメーション作家
森やすじ―子どものための仕事
アニメーション作家のライフサイクル)
无