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アーサー ビナード,岡倉 禎志 童心社
出版时间:

2012-7-20  

出版社:

童心社  

作者:

アーサー ビナード,岡倉 禎志  

Tag标签:

无  

内容概要

広島県倉橋島で産する「議院石」という、火をくぐっても存在しうる石。
そんな独特な存在感を持った石に支えられるように、次々と登場するカタリベとしての「物」たち。
両方揃ったちょっと小さめの軍手、中のご飯は焦げてしまっている弁当箱、色鮮やかなワンピース、そして8時15分で止まったままの時計・・・。
彼らは語ります。ヒロシマで体験したあの日、あの瞬間のことを。そして今も探し続けている大切な人、持ち主たちのことを。
カタリベたちに出会い、じっと耳を傾け、それを言葉にしたのはアメリカ生まれの詩人アーサー・ビナード。平和記念資料館に収蔵されている展示物に幾度となく向き合い、その物たちにひそむ物語を通訳者として言葉で伝えたいと思ったというのが始まりなのだそう。
その直接のきっかけとなったのは、日本に来日してから「ピカドン」という言葉を知った時。原子爆弾という言葉と違って「ピカドン」は生活者たちが生み出した言葉。それが彼に新しい視点を与え、核の本質を見通すレンズになったといいます。ウランの核分裂が、暮らしを破壊しつくして、はかりしれない命を奪ったのです。確かに「ピカドン」はその実体験を端的に体感的に表わしている言葉なのかもしれません。
実際にこの作品に登場しているのは、資料館に収蔵されている約2万1千点の中から選んだ14点。
それぞれカタリベとなった物たちのプロフィールとして、巻末に持ち主やその家族の物語が収められています。いかに丁寧に取材をし、カタリベたちと向き合ってきたのかが伝わるページとなっています。
この写真絵本に登場するのは、そうした「物」たちだけです。
怖いことはありません。恐ろしい場面もありません。
静かにその日の事を語るだけです。ずっと一緒にいるはずだった持ち主たちを思っているだけです。
でも、確かに彼らはヒロシマを知っています。
そして、今の時代を生きる私たち日本人をじっとみつめているのです。
私たちは、そこから何を感じとらなくてはいけないのでしょう。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

作者简介

ビナード,アーサー
詩人。1967年米国ミシガン州生まれ。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作、翻訳を始める。詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞を受賞
岡倉/禎志
写真家。1963年東京生まれ。日本大学芸術学部卒。在学中より故三木淳氏に師事。現在、エディトリアルを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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