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東アジアの祭祀伝承と女性救済

野村伸一 編著 風響社
出版时间:

2007-8  

出版社:

風響社  

作者:

野村伸一 編著  

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内容概要

地獄の亡母を救う目連の伝承は、盂蘭盆会への起源とも言われ、東アジア各地で女性救済の文化に豊かなバリエーションを与えている。本書は日中韓の祭祀・芸能の諸相から、死生観や霊魂観、さらに文化史の再考をも迫る注目の論集である。

作者简介

野村 伸一(のむら しんいち)
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。文学博士。
現在、慶應義塾大学大学文学部教授。
著書に『韓国の民俗戯』(平凡社、1987年)、『巫と芸能者のアジア』(中央公論社、1995年)、編著『東アジアの女神信仰と女性生活』(慶應義塾大学出版会、2004年)、など。
田仲 一成(たなか いっせい)
1932年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。文学博士。
現在、東洋文庫研究員、東京大学名誉教授、日本学士院会員。
著書に『中国祭祀演劇研究』(東京大学出版会、1981年)、『中国巫系演劇研究』(同、1993年)、『中国演劇史』(同、1998年)など。
馬 建 華(マ ジェンファ、Ma Jian Hua )
1953年生まれ。中国山東大学中文系修士課程修了。修士。
現在、福建省芸術研究所研究員兼福建師範大学文学院修士課程指導教授。
著書に『蒲仙戯与宋元南戯、明清伝奇』(中国戯劇出版社、2004年)、『蒲仙戯史論』(共著、中国戯劇出版社、2006年)、「宋元民間目連戯的?一種形態」(『戯曲研究』、2006年)など。
道上 知弘(みちうえ ともひろ)
1973年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。
現在、慶應義塾大学文学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師。
翻訳に徐暁望「福建省における女性の生活と女神信仰の歴史」(『東アジアの女神信仰と女性生活』、慶應義塾大学出版会、2004年)、葉明生「女神陳靖姑の儀礼と芸能伝承」(同前書)、葉明生「蒲仙傀儡北斗戯と民俗、宗教の研究」(『日吉紀要・言語・文化・コミュニケーション』No.30、2003年)、 葉明生「福建民間傀儡戯の祭儀文化の特質について」、(同前紀要 No.32、2004年)など。
李 京 [火+華](イ ギョンヨプ、Lee Gyung Yup)
1963年生まれ。韓国全南大学大学院博士課程単位取得退学。文学博士。
現在、韓国木浦大学国文科教授。
著書に『巫歌文学研究』(パギジョン、1998年)、『珍島タシレギ』(國立文化財研究所、2004年)、『地域民俗の世界』(民俗苑、 2004年)など。
川島 秀一(かわしま しゅういち)
1952年生まれ。法政大学修了。
現在、リアス・アーク美術館学芸係長。
著書に『ザシキワラシの見えるとき』(三弥井書店、1999年)、『憑霊の民俗』(三弥井書店、2003年)、『漁撈伝承』(法政大学出版局、2003年)、『カツオ漁』(法政大学出版局、2005年)など。
鈴木 正崇(すずき まさたか)
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。文学博士。
現在、慶應義塾大学文学部教授。
著書に『スリランカの宗教と社会』(春秋社、1996年)、『神と仏の民俗』(吉川弘文館、2001年)『女人禁制』(吉川弘文館、2002年)など。

书籍目录

はじめに
研究活動一覧
●第一部 概説篇
序章 祭祀芸能史からみた目連戯
一 「妣が国」、そして「目連救母」からの伝言
二 目連救母の芸能へ
第一章 目連伝承と目連戯
一 目連伝承と目連戯の違い
二 目連戯の範囲と研究課題
第二章 東アジアの盂蘭盆会の歴史と目連戯
一 東アジアの盂蘭盆会の歴史
二 中国の目連戯の歴史──鄭之珍本まで
三 中国各地の目連戯とその背景
四 中国の目連戯の動因
第三章 宗教劇としての目連戯
一 目連戯に伴う宗教儀礼の再構成
二 宗教劇としての認識
第四章 蒲田の目連戯と観音の考察──事例研究を通して
一 蒲田の目連戯について
二 観音の登場と女性の救済──福建目連戯の事例研究を通して
第五章 東アジアの目連救母伝承とその周辺の祭儀
一 朝鮮の目連救母伝承と女性救済の演戯
二 日本の目連救母伝承と目連の芸能
三 朝鮮に目連戯のない理由
第六章 まとめ──目連戯に込められたもの
参考文献
●第一部 概説篇 付録A 日誌──目連戯の事例ノート
事例1 台湾の葬礼にみられた目連戯
事例2 盂蘭盆会の傀儡目連──福建省蒲田市坂尾村?子廟
事例3 拝懺功徳としての傀儡目連
──福建省仙游県楓亭鎮斗北村大浦(図録3参照)
事例4 観音涅槃のための傀儡目連
(福建省南安市霞美鎮四黄村草亭寺、図録4参照)
事例5 シンガポールの目連戯と塔懺(図録5参照)
●第一部 概説篇 付録B 図録
図録1 台湾の目連戯
図録2 福建省の目連戯
図録3 福建省の目連戯
図録4 福建省の目連戯
図録5 シンガポールの目連戯と塔懺
図録6 仙游の転蔵
図録7 蒲田県黄石鎮北極殿の普度
●第二部 論考篇
演劇史における目連戯  田仲一成
序 目連戯の社会的機能──功徳法事と斎?儀礼
一 郷村演劇の脚本─七巻本─古本系
二 宗族演劇の脚本──鄭之珍本
三 市場地演劇の脚本──前目連から連台長編本へ
四 結語
女性の救済──蒲仙目連戯と『血盆経』  馬建華(道上知弘訳)
はじめに
一 地区の祭祀、超度の歴史的背景
二 『血盆経』から導き出された「戯中超度」
三 蒲仙に流伝する『血盆経』とその目連戯への影響
四 目連戯は『血盆経』をいつ受容したか──『血盆経』の変容からの推測
五 「目連救母」と『血盆経』の内容を取りこんだ宗教儀礼
おわりに
韓国の目連伝承と盂蘭盆斎  李京[火+華](道上知弘訳)
はじめに
一 目連伝承の類型
二 仏教儀礼の特性と薦度儀礼
三 盂蘭盆斎の性格と霊魂救済の意味
四 盂蘭盆斎を通して見た女性の宗教文化史的位相
結び
巫女が伝える目連救母伝説──陸前北部の「口寄せ」縁起  川島秀一
はじめに
一 大乗寺縁起の成立過程
二 巫女が語る「目連救母伝説」
三 「太子の本尊」と口寄せの現場
四 口寄せで語られた「目連救母伝説」の祭文
神楽の中の目連とその比較  鈴木正崇
はじめに
一 中国での目連の展開
二 日本での目連の展開
三 備後の『目連の能』
四 『目連の能』の内容
五 『目連の能』の特徴
六 『目連の能』の時代的背景
七 比較の可能性
八 目連戯私見
索引


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