王朝文学と東アジアの宮廷文学
2008-5
竹林舎
仁平 道明
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「東アジア」という空間を視座の一つとして設定し、さらに平安文学を生み出した「宮廷」という空間をもう一つの視座として、「王朝文学」としての平安文学の本質をさぐる。
王朝の宮廷文学と東アジア9
平安以前の宮廷文学と東アジア ——七世紀までの漢字漢文受容を中心に——高松 寿夫10
桓武・平城朝の宮廷文学藏中 進34
仁明朝の宮廷文学と東アジア後藤 昭雄69
嵯峨朝の宮廷文学と東アジア後藤 昭雄90
宇多・醍醐朝の宮廷文学と東アジア山口 博110
東アジアと村上朝の宮廷文学工藤 重矩136
一条朝の文学と東アジア ——唐物から見た『枕草子』——河添 房江160II東アジアの宮廷文学181
六朝の宮廷文学佐竹 保子182
唐代の宮廷文学川合 康三208
宋代の宮廷文学浅見 洋二229
朝鮮王朝と平安時代の宮廷文学金 鍾徳256III東アジアとの交流と宮廷文学283
遣唐使と平安時代の宮廷文学 ——菅原清公と空海をめぐって——藏中 進284
渤海使と平安時代の宮廷文学河野貴美子316IV平安時代の宮廷文学と文化345
宮廷文学としての漢詩 ——平安朝における遊仙窟の受容を中心に新間 一美346
宮廷文学としての和歌 ——『古今和歌集』序と「楽」——仁平 道明372
宮廷文学としての物語今西祐一郎406
宮廷文学としての日記宮崎 莊平424
源氏物語と宮廷絵画の余光 ——新出『源氏物語歌合絵巻』の紹介と翻刻——横井 孝443
宮廷文学と書 ——「三蹟」と詩人をめぐる劄記——本間 洋一464
宮廷文学と教育佐藤 道生490
宮廷文学と制度・歴史 ——折口信夫『死者の書』を視座として——谷口 孝介509V宮廷文学の背景531
朝鮮王朝の宮廷文学の史実と虚構 ——『ハン中録』を中心に——李 美淑532
王朝物語と宮廷秘話 ——『伊勢物語』第六十五段成立の意味山本 登朗551編集後記仁平 道明567用語索引581執筆者一覧582
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