蒼の封印/(FC 4321-FC 6251)
1992/04
小学館
篠原千絵
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鬼の一族・東家の蒼子と西家の彬。敵対する血の宿命に逆らって愛し合う2人に、平和な愛の日々は訪れる…!?
第1話 蒼子(そうこ)は高校1年生。転校初日から気分が優れない蒼子だが、美しい彼女は学校の不良のボス・香椎(かしい)に目をつけられる。保健室で香椎に襲われた蒼子は気を失ってしまうのだが、気がつくと香椎の姿は見えず、彼の服だけが残されていた。翌日、心配しつつ学校に着た蒼子は、香椎が見知らぬ男に替わっていることに気づく。だが、クラスメートはいつもと変わらぬ様子。怖くなる蒼子に、姿の変わった香椎が近づく。彼の本当の名は彬(あきら)。「西家」の“白虎”なのだという。彼は、鬼門復活を目指す「東家」の“蒼龍”を倒すために生まれたと告白する。自分がその蒼龍という人喰い鬼だと言われた蒼子だが…!?
最終 富士のふもと、樹海にある鬼門の聖地で鬼と人間の最終決戦が続く中、高雄は彬の力によって死んでしまう。指揮官がいなくなった鬼門を一気に攻めようとする彬。だが、“蒼龍” の立場にある蒼子は、彬の味方をすることができない。なんとか鬼門と人間が共存できる方法を見つけたいと、彬と話し合うことに。その席で、蒼子の意見を受けるかわりに聖地の全てを見せることを要求する彬。条件をのんだ蒼子は、自らも知らない聖地の奥へ、彬を連れて進む。そしてその一番奥には、鬼門一族を永久に眠らせておくことのできる“癒しの場”があった。驚く蒼子たちの前に、自分の隠れ屋から帰ってきた緋子が現れ、意外な事実を告げて…!?
另:綺麗な絵で綴られる切ない恋愛と宿命の物語。全編を通して流れる闇のイメージといい、この作品より数年前に描かれた「闇のパープル・アイ」と共通する何かを感じます。そのせいか色んな面で比較しながら読むとさらに面白い(これってある意味邪道かな?)。鬼門の復活のために再生された女王のクローンでありながら、宿敵彬と愛し合ってしまう蒼子(ヒロイン)。2千年もたった独りで守り抜いてきた相手でありながら、愛しているがゆえに蒼子を束縛できなかった高雄(敵役)。こう書くと本来のヒーローの彬がかすんでしまうが、それほど、この報われなかった高雄の愛が、最後の数ページで明らかになるある伏線のせいで、どーんとクローズアップされてしまう。2千年なんて、鬼門の復活という事実だけなら、ふーん、まあそのくらいかかるやろ、と読み流してしまうが、秘められた愛、がそこに絡んでくると、時の流れとして急にぐっと重くなってしまう。少女漫画とは不思議なものですね。
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连续两个夜晚将它读完,好喜欢啊:)
不单单因为女主人公也叫碧珊,因为这个故事太美好了,让人禁不住希望自己可以做那个女孩,哪怕变成魔女,哪怕嗜血杀人,只因有彬!