密室殺人傑作選
2003年
早川書房
H・S・サンテッスン 編
山本俊子 等
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史上初の探偵小説である「モルグ街の殺人」は、密室殺人がテーマだった。以来、本格ミステリの名作を生み続けた”密室”は多くの読者を魅了している。本書では、クリスマスのデパートの盗難予告や殺されたUFO愛好家の部屋の不気味な足跡など、密室犯罪の数数を用意した。これに挑むのは、フェル博士、ブラウン神父、エラリイ・クイーンといった名探偵たちである。基本から応用まで14の密室を収めた垂涎のアンソロジー。
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序 ハンス・ステファン・サンテッスン
1 ある密室 (ジョン・ディクスン・カー)
(The Locked Room)
2 クリスマスと人形 (エラリイ・クイーン)
(The Dauphin's Doll)
3 世に不可能事なし (クレイトン・ロースン)
(Nothing Is Impossible)
4 うぶな心が張り裂ける (クレイグ・ライス)
(His Heart Could Break)
5 犬のお告げ (G・K・チェスタトン)
(The Oracle of the Dog)
6 囚人が友を求めるとき (モリス・ハーシュマン)
(When a Felon Needs a Friend)
7 ドゥームトーフの謎 (メルヴィル・D・ポースト)
(The Doomdorf Mystery)
8 ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (W・ブルテン)
(The Man Who Read John Dickson Carr)
9 長い墜落 (エドワード・D・ホック)
(The Long Way Down)
10 時の網 (ミリアム・アレン・ディフォード)
(Time Trammel)
11 執行猶予 (ローレンス・G・ブロックマン)
(Reprieve)
12 たばこの煙の充満する部屋 (アンソニイ・バウチャー)
(The Smoke-Filled Locked Room)
13 海児魂 (ジョセフ・カミングズ)
(Bones For Davy Jones)
14 北イタリア物語 (トマス・フラナガン)
(The Fine Italian Hand)
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