オーラな人々
2009-2-28
河出書房新社
椎根 和
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どうしたら彼らのように身につけられるのか?また、どうしたら、彼らと友だちになれるのか?オーラとは何か?世界の、日本のスーパースターたち、24人にその秘密を探る。
高校時代、自閉症だったという筆著が、なぜこんな交友関係を築けたか。
破壊と突然変異、そこから新しいオーラを発する人々が誕生した―はじめに
三島は美しい肉体のまま、りりしい軍服姿で事件を起こして死にたいとずっと考えていた―三島由紀夫
存在そのものはひどくスキャンダルめいているのに、彼にはスキャンダルの噂がない―美輪明宏
椎根さんが来るようになってから、ウチの生活が楽になりました、と奥さんは言った―植草甚一
自然食しか食べないボブは、専属の料理人を二人もつれて日本公演にやってきた―ボブ・マーリー
「ジョンが憎い。ピートは死んだ。ジョンが殺した」とベスト夫人は魔女の形相で叫んだ―ザ・ビートルズ
深夜、銀座東急ホテルの24時間スナックに行くと、ブッチャーが静かに食事をしていた―アブドーラ・ザ・ブッチャー
ぼくがアンディの歩いているのを見たのは一九八四年、ニューヨークでのことだった―アンディ・ウォーホル
初対面の彼女は、歌手というより香港のキャリアガールのように見えて、美しかった―テレサ・テン
由緒正しきカンフー映画だけを少年たちの肉体と記憶に残して、香港の夜の闇に消えた―ブルース・リー〔ほか〕
『平凡パンチ』の三島由紀夫担当だった著者が疾風怒濤、激動の時代の想い出を語る、やけどしそうに熱い一冊。三島秘蔵写真掲載。
椎根和[シイネヤマト]
1942(昭和17)年2月9日福島県生まれ。早稲田大学卒業。元編集者。「平凡パンチ」「anan」「popeye」編集部勤務、「日刊ゲンダイ」「Olive」「Hanako」「relax」などの創刊編集長として編集畑を一貫して歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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