The unseen 見えない精霊

2002/04  

光文社  

林泰広  

无  

インドの森の奥深く、僕の目の前の老婆は突然語り始めた。その声と言葉は、自らの不可能な死を語るカメラマン「ウィザード」のものだった。飛行船の闇の中、彼に死を与えるために来た美しい少女と、見えることしか信じない彼の戦いが始まる。彼の武器は鋭利な頭脳、巧妙な論理の罠。だが、彼の罠を次々に突き破る少女の論理と見えない精霊の力。大胆に読者に突きつけられる質問状、あなたは解けるか?

林 泰広（はやし やすひろ、1965年 - ）は、日本の推理作家。東京都生まれ。2002年4月、長編ミステリ『The unseen 見えない精霊』でデビューした。
デビュー以前に、光文社の公募アンソロジー『本格推理』に作品が3編掲載されている。光文社の新人発掘企画「KAPPA-ONE登龍門」開始時に、その第1期生に選抜され、2002年4月、同じく『本格推理』投稿者から選抜された石持浅海、加賀美雅之、東川篤哉とともにデビュー長編を刊行した。

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