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ソヴィエト文明の基礎

Andrei Donatovich Sinyavsky みすず書房
出版时间:

2013-12-26  

出版社:

みすず書房  

作者:

Andrei Donatovich Sinyavsky  

译者:

沼野充義,平松潤奈,中野幸男,河尾基,奈倉有里  

内容概要

本書は、ロシア革命からペレストロイカまで、主に文学作品を通じて
ソヴィエト文明というピラミッドの巨大な石の塊を一つ一つ白日の下にさらす精神史的考察である。
革命/実現したユートピア/レーニンの学者国家/スターリンの教会国家/新しい人間/
ソヴィエト的日常/ソヴィエト的言語/民族問題の全8章。
ソ連に生まれ育ち、逮捕・投獄・亡命という経緯をへてきた作家のみが描くことのできた書であり、
1989年にパリでフランス語版が刊行、ロシア語版が出たのは、
著者の没後2002年のことであった。
〈素材は巨大だ。文明の概念のなかには、日常生活も、人々の心理も、
国家体制も、政治も、その他もろもろのこともすべて入ってくる。
私がここで検討の対象にしようと思うのは、ソヴィエト文明の歴史というよりは、むしろ
その理論であり、さらにあえて言うならば、その形而上学なのである。
私はソヴィエト文明のいくつかの基本的な公理、側面、あるいは礎石について論じたいと思う〉
〈本書は形而上学と町の卑俗な噂話や一口話の間を行き来するシニャフスキーの自由闊達な精神の運動があって、
初めて可能になった「文明史」であり、「文化史」である。類書はまずない〉(訳者)

书籍目录

目次
序文
第一章 革命
ロシア革命の宗教的起源/民衆的自然力(スチヒーヤ)の役割/自然力(スチヒーヤ)の本来の民衆的な理解/自然力(スチヒーヤ)と権力
第二章 実現したユートピア
理念の政権/歴史における意義の喪失と新たな意義の獲得/革命の空想と合理主義/革命の功利性
第三章 レーニンの学者国家
レーニンの精神構造における科学と理性の優位/レーニン――実践家にして夢想家(ユートピスト)/新国家体制の基盤としての暴力/専制政治/ソヴィエト国家の形而上学と神秘
第四章 スターリンの教会国家
レーニンとスターリンを比較する/スターリンの非合理主義/スターリン――スターリン時代の主人公にして芸術家/スターリン政権の秘密と魔力/スターリン崇拝における専制の伝統
第五章 新しい人間
人間の再建(ペレストロイカ)と再鍛錬(ペレコフカ)の時代/道徳の諸問題/聖なる処刑人/インテリゲンツィヤの役割と地位/大衆的人間
第六章 ソヴィエト的日常
安定した不安定/革命時代の日常/誇大化された単純さ/新しい日常/小市民との闘争/偉大なる策士/犯罪界と支配者層
第七章 ソヴィエト的言語
改名された世界/言語の自然力/言語の官僚化/民衆の言語創造
第八章 民族問題
われわれはロシア人だ!
第八章への後書き(1988年12月)
あとがき  ピラミッドを建て直してパルテノンにすることは可能か?
訳者解説
邦訳文献索引
人名索引


图书封面

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