緊縛師A 恍惚と憂鬱の日々

2008.3.22  

太田出版  

有末剛  

无  

伝説の緊縛師・有末剛が初めて世に問う短編小説集。
禁断の快楽に惹き寄せられ変態行為に乱れ狂う人妻、税務署員、女王様、ニューハーフ、やくざの親分、そして朝から縄をぐつぐつ煮込む緊縛師・・・・・・。当事者でなければ知り得ない緊縛の世界のすべてが今明らかになる。
官能の裏側で炸裂する人間の煩悩と性をコミカルなタッチで描き出す。これまでに類書のない決定版。
ミルキィ・イソベによる「緊縛」のイメージを一新するブックデザインも必見。

緊縛絵師・伊藤晴雨、「奇譚クラブ」で活躍した美濃村晃の観念的遺伝子を継ぐ緊縛師。幼少より緊縛のエロチシズムに目覚め、緊縛師となることにより縛才が 開花する。70年代後半から80年代黄金期のSM雑誌全般の緊縛師を務め、にっかつロマンポルノ『赤い縄果てるまで』、『妖艶・肉縛り』、東映『オルゴー ル』、Vシネマ『虜・4ふたり』、杉本彩主演『花と蛇』等の緊縛指導他、アダルトビデオメーカー、出版社で緊縛ビデオの制作に携わる。緊縛指導をした写真集として主なものに『AMBIENT M』(とよた真帆)、新潮社・月刊シリーズ『月刊・秋吉久美子』『月刊・荻野目慶子』『月刊・嘉 門洋子』『月刊・大原かおり』『月刊・山口沙也加』、『EVE緊縛写真集』『小川美那子緊縛写真集』等。著書に『緊縛五輪書』『緊縛基礎理術』。海外アーティストとのコラボレーションも多数。緊縛数、約5000。

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