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日本国憲法の問題点

小室 直樹 集英社
出版时间:

2002-4-26  

出版社:

集英社  

作者:

小室 直樹  

内容概要

戦後日本の憲法論議の「まったく以って奇妙なところ」は、護憲派も改憲派も「日本国憲法といえば第9条というスタンスをとり続けてきたことにある」。このために多くの国民も、憲法の急所は第9条であると思い込むようになった。「だから日本の民主主義はインチキだ」というのが本書の主題である。
著者は、日本国憲法の最重要条項は、国民の「生命、自由及び幸福追求の権利」を保証した「第13条」であるという。日本政府の経済官僚は「バブル潰し」で国民の私有財産に干渉した。日本国民は気づいていないが、これは重大な憲法違反なのである。
「なぜ日本国民は暴動を起こさないのか」。第13条の精神にのっとれば「国民の私有財産を攻撃した官僚の5人や10人ぐらい、市中引き回しの上、獄門さらし首にしたって許される」
しからば、第13条の精神とは何か。トマス・ジェファソンがジョン・ロックの「社会契約説」に基づいて起草したアメリカの「独立宣言」である。これこそがアメリカン・デモクラシーのエッセンスであり、それを下敷きにして書かれたのが第13条なのだ。
しかし、戦後日本の民主主義教育は、そのことを教えてこなかった。自衛隊も国民の生命の尊重をうたった第13条に照らせば合憲である、と著者は解釈するのである。この解釈に基づけば、日本政府が北朝鮮の「拉致疑惑」を放置しているのは「憲法の蹂躙(じゅうりん)」となる。なぜ、北朝鮮に自衛隊の特殊部隊を派遣して拉致された日本人を救出しようとしないのか。アメリカならそうするだろう。アフガン攻撃の際、アメリカ軍が逮捕したアルカイダのメンバーの扱いにしても、アメリカ国民の生命を守るためなら、アメリカ政府は彼らを「裁判にもかけず撃ち殺してもいい」。なぜなら、彼らは「捕虜」ではないのだから。
そう言う一方で著者は、アメリカのアルカイダ攻撃を「イスラム教徒の複雑な心情」を理解しようとしない十字軍的戦いと非難しているのである(『日本人のためのイスラム原論』)。かなり鼻息の荒い憲法論議である。手放しのロック礼讃やステレオタイプの日本人観も気にならないではない。しかし、そういうところに目くじらを立てず、「物知り辞典」として読めば、四文字熟語とか漢語とかが覚えられる。


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