ベルばら手帖
2013-5
マガジンハウス
湯山玲子
内容説明
大人になって読むベルばらは、こんなに深い。恋もファッションも仕事もオスカル様が導いてくれたのです。誰も知らなかった名作マンガのバックグラウンド29話。
目次
第1章 私たちのベルばら(大人になってベルばらを読み解くと―;『ベルサイユのばら』のストーリーをおさらい ほか);第2章 現代にもいる!キャラクターは百花繚乱(原作者・池田理代子さんに聞く、42年目のベルばら;今、ふたたび、オスカル!! ほか);第3章 モードなお話(権力の象徴、宮廷ファッション;国を動かした“モード大臣” ほか);第4章 ベルばら時代の背景をお勉強(権力と快楽の食卓事情;フランス宮廷・噂の真相 ほか);第5章 まだまだ広がるベルばらワールド(宝塚歌劇版に見る、男女のとある理想型;アントワネットに学ぶ、夜遊びの醍醐味 ほか)
著者紹介
湯山玲子[ユヤマレイコ]
著述家、日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。(有)ホウ71取締役。クラシック音楽イベント『爆クラ』主宰。さまざまな世代向けの女性誌に連載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本マンガの名作、『ベルサイユのばら』連載終了から40年。
少女の頃にはわからなかったけれど、いまになって再読すると、さらに深~い世界が広がっていたのです。
“ベルばら、実は”というオトナ目線で読むと新しい発見の連続、最強の副読本です。
こんなに深かったんだ!
大人になって再読&発見する
新しいベルばらの世界へ。
日本マンガの名作、『ベルサイユのばら』連載終了から40年。
少女時代の熱い思いはそのまま、でも大人には大人の、ベルばらの読み方がありました。
著者は分析します。たとえば…
現代の女だってまだできない!? 誘う女だったオスカル。
アンドレ、実は激情型の肉食系!?
デュ・バリー夫人は、いまならトップに君臨する銀座のママ。
バブル期採用の女性社員の中にはポリニャック的な強者がいる。
最強の天然、森ガールのロザリー。
ジェローデルは実は愛のために身を引く、器の大きい男だった……
などなど、人生の荒波を越えてきたいまだから納得することばかりなのです。
また、西本智実、島田雅彦、壮 一帆(宝塚歌劇団)、よしながふみ、鹿島 茂、苫米地英人など著名人との対談で明らかになった事実や、ロココのモード分析、ヴェルサイユ宮殿リポート、フランス革命時の食卓事情、宝塚歌劇団によるベルばらの考察も。
さらに、胸ときめかせたカラーイラストや、懐かしいキャラクター、忘れられないあのシーンなど、ビジュアル要素もたっぷり。さまざまな角度からベルばらワールドに浸れる、ファンにはたまらない1冊です。
ベルばら手帖
マンガの金字塔をオトナ読み!
第1章 私たちのベルばら
大人になってベルばらを読み解くとーー
金字塔『ベルサイユのばら』のストーリーをおさらい
『ベルサイユのばら』の歴史をひもとく
ベルばらアーカイブ
第2章 現代にもいる! キャラクターは百花繚乱
原作者・池田理代子さんに聞く、42年目のベルばら
今、ふたたび、オスカル!!
アンドレに見る「男の理想」
麗しの男たちを品定め
欲望渦巻く、宮廷のヒロインたち
女社会の仁義なき戦い!
発表! 妄想キャスティング
クラシック界のオスカル、西本智実登場!
第3章 モードなお話
権力の象徴、宮廷ファッション
国を動かした“モード大臣”
ヘアスタイルで語る! ロココのココロ!
おしゃれだけじゃない宝石のお話
クサい宮廷の中の香水のお話
島田雅彦さんと語る、愛と革命とロココとオペラ
第4章 ベルばら時代の背景をお勉強
権力と快楽の食卓事情
フランス宮廷・噂の真相
壮麗なる舞台装置、ベルばら時代の建築論!
聖地・ヴェルサイユ宮殿に行ってきました!
召使い目線でのぞき見るヴェルサイユのリアル
映画で深めるベルばらの世界
オスカルさまが見ていた馬上からの世界
啓蒙せよ! フランス革命の思想を読む
こんな星の下に生まれちゃっただけに…
認知科学者・苫米地博士が暴く、カリスマの正体
第5章 まだまだ広がるベルばらワールド
宝塚歌劇版にみる、男女のとある理想型
アントワネットに学ぶ、夜遊びの醍醐味
ヨーロッパ人が見た、“ベルばら”の世界!
草食、装飾? 男子たちの読み方
マンガ家、よしながふみさんが語る萌えどころ!
占星術アストロ・カート・グラフィで読む、宿命&タラレバ物語