君想ふ百夜の幸福

2014-1  

池永康晟  

内容紹介
我々を魅了する物憂げな女性たち──。
本書は無二の美人画を描き続ける異才・池永康晟の狂おしいまでの愛と渇求の記録である。
独学による日本画技法を駆使した、初期作から最新作までを一望する初画集。
寄稿◎岩井志麻子/山下裕二
出版社からのコメント
これほど現代感覚に溢れた女性美を描ける日本画家が他にいるでしょうか。
物憂げで複雑な感情を閉じ込めた女性の表情。花や植物を多用した衣服や背景の優美な装飾性、
古色を帯びたノスタルジックな色調……その作風は唯一無二。
観る者の体が火照るような美しさを湛えています。
日本美術において、古くは正倉院の「鳥毛立女屏風」に描かれ、江戸の浮世絵で花開いた美人画の系譜。
明治以降も竹久夢二、鏑木清方、上村松園が人気を博しましたが、
その後しばらく美人画というジャンルは途絶えていました。そこに現れた超新星が池永康晟先生です。
本画集で池永先生による“美人画の最前線"というべき綺羅星のような作品群をご高覧いただけます。

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