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ハンス・ケルゼン自伝

Hans Kelsen(1881-1973) 慈学社(日本)
出版社:

慈学社(日本)  

作者:

Hans Kelsen(1881-1973)  

译者:

長尾龍一  

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无  

内容概要

ユダヤ人法学者の波乱と苦難の生涯
2006年に発見されたケルゼン自伝(1947年)の長尾龍一教授による翻訳に加えて、同教授による行きとどいた補遺と多くの写真を収録している。
目  次
自  伝…………ハンス・ケルゼン
少年時代 / 大学時代 / 教授資格取得 / 陸軍省勤
務 / ウィーン大学教授として / 研究活動[一九一九―
一九二九年] / 憲法起草 / 憲法裁判所 / ケルンに
て / ジュネーヴにて / プラハにて / アメリカへ /
* 写 真
ケルゼン伝補遺………長尾龍一
Kelsenという姓 / ケルゼン村 / 東ガリチア・ブロディ
/ 家 族 / 詩 / ヴァイニンガー / イェリネック / ドルッ
カー家 / ピーター・ドラッカー / 洗 礼 / 第一次大戦
とケルゼン――共産主義者の批判 / ウィーン思想界
/ 友人たち /論理実証主義との関係/ フロイトとの関
係 / 一九二九年の憲法危機 / ケルン / ジュネーヴ
/ プラハ / 戦後ドイツ法学のケルゼン攻撃 / ケルゼ
ンと日本(1) 戦前期「ケルゼン・ブーム」 / ケルゼンと日
本(2) 批判者たち――美濃部達吉と田中耕太郎 / ケ
ルゼンと日本(3) 横田喜三郎と宮澤俊義 / ケルゼンと
日本(4) 尾高朝雄と清宮四郎 / ケルゼンと日本(5) 戦
後――鵜飼信成と碧海純一
巻 末  あとがき/人名索引
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ケルゼン・純粋法学理解の到達点へ!
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国家の統一性を成立させるものは何か?
国家本質論の核心をなす問題はこれである。
国家の本質は法秩序であり、その法秩序が統一性を成立させ
るのである。多様極まる人種・言語・宗教・歴史をもった諸集団
から構成され、私 (ケルゼン) が身近に親しんできたオーストリ
ア国家を見るとき、社会心理学的・社会生物学的結びつきによ
って国家統一を基礎づけることができないことは明らかである。
法的統一性以外の統一性を求める試みはすべて失敗した。


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