七人の鬼ごっこ

2011-3-18  

光文社  

三津田信三  

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「西東京いのちの電話」にかかってきた一本の電話……。それは自殺志願者の男からの電話だった。　男の命を救うために、相談員と福祉センターの職員が奔走する。だが、当の男は他殺の跡を色濃く残す現場から、忽然と姿を消してしまう。　男はいのちの電話にダイヤルする前に、旧友たちにも電話をしていた。つまりそこに彼がいることを知っていたのは、電話を受けた旧友たちだけ。男が電話をかけたメンバーの中に、彼を殺害した犯人がいるのか？　しかし、自殺する可能性のある男を、なぜ犯人はわざわざ殺す必要があったのか？　しかもお互いのつながりは、三十年も前の子ども時代だけのはずなのに？　やがて、男から電話を受けていたメンバーが、ひとり……、またひとり……と死んでいく。メンバーのひとりで、男の元同級生のホラーミステリ作家が、この不可解な事件に巻き込まれる——

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