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捨て猫という名前の猫

樋口有介 東京創元社
出版时间:

2009年03月25日  

出版社:

東京創元社  

作者:

樋口有介  

Tag标签:

无  

内容概要

『刺青白書』以来九年ぶりの長編
シリーズ最高傑作、いよいよ刊行!
『誰もわたしを愛さない』で、新たに柚木草平の担当となった月刊EYES編集部の小高直海。編集部期待のエース候補として、日夜編集業務に携わる彼女が受けた一本の電話が、柚木を深い憂鬱に誘うことに。若い女の声で「秋川瑠璃は自殺じゃない。そのことを柚木草平に調べさせろ」と言って切れたその電話の事件は、女子中学生が三軒茶屋の雑居ビルから飛び降り自殺を図ったものだった。
道を歩けば芸能界のスカウトが寄ってくるほどの美少女が、うらびれた雑居ビルでひっそりと息を引き取る。だれもが羨むほどの美少女の突然の死に疑問を抱いた柚木は、瑠璃の生前の足跡をたどってみる。
瑠璃が通っていた原宿の手作りアクセサリーショップで個性的な美人オーナー、そして青井麦という少女と出会う。さらに、瑠璃の母親もとびきりの美女で――。
柚木が調査を始めた事件は、さらに加速的に動き出してゆく。事件の背後に蠢く存在に気付いた柚木が導きだした真相とは?
『彼女はたぶん魔法を使う』(1990年)で初登場した柚木草平。
今回の『捨て猫という名前の猫』は、単行本としては2000年の『刺青(タトゥー)白書』以来9年ぶりの新作になります。しかも『刺青白書』が、主人公を三浦鈴女という女子大生に置いた三人称のため、本来の柚木視点のものとしては前出の『誰もわたしを愛さない』以来となります。
時代は移っても、永遠の38歳として柚木は若々しいまま。シリーズ開始当時は38歳といえば立派な中年といった年齢ですが、2009年ではまだまだ青春真っ盛りの年齢ともいえます。今回からは携帯電話も初めて登場。四苦八苦しながら事件に臨み、本業の原稿を書く際にも、パソコンを導入しようか、と考えている点にも注目してみてください。
次回刊行は、『刺青白書』以前に、柚木草平の容姿を描写した短編を含む、不思議な連作集『プラスチック・ラブ』をお贈りします。2009年6月刊行を予定しております。お楽しみに。

作者简介

樋口 有介(ひぐち ゆうすけ、1950年7月5日 - )は日本の推理作家。
群馬県前橋市に生まれる。群馬県立伊勢崎東高等学校卒。國學院大學文学部哲学科中退後、世界各地を放浪。劇団員、業界記者、青焼工など様々な職業を経てフリーとなる。昭和63年(1988年)『ぼくとぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞し、作家デビュー。平成2年(1990年)『風少女』で第103回直木賞候補、平成19年(2007年)『ピース』で第60回日本推理作家協会賞候補となる。青春ミステリ、または中年の哀歓を押し出した軽ハードボイルドを得意とする。トリックやプロットで勝負する、いわゆる本格派ではないにもかかわらず、独自の香気とユーモアを愛されて創元推理文庫にも作品が収録されている。


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