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偶然の祝福 (角川文庫) [文庫]

小川洋子 角川書店
出版时间:

2004-1  

出版社:

角川書店  

作者:

小川洋子  

内容概要

息をつめてずっと願えば、きっと小さな奇跡がやってくる。珠玉小説。
見覚えのない弟にとりつかれてしまう女性作家、夫への不信がぬぐえない妻と幼子、失踪者についつい引き込まれていく私…心に小さな空洞を抱える私たちの愛と再生の物語。
不幸であればあるほど、輝かしい偶然が待っている。 犬と私と弟が紡ぎ出すいとおしい物語。

作者简介

岡山県岡山市出身。旧姓は本郷。祖父は金光教の教師であり、両親とも金光教の信者という家庭で育つ。生家も教会の敷地内にあった。岡山市立三勲小学校、岡山県立岡山朝日高等学校を経て、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。少女時代に世界児童文学を愛読。高校時代に『アンネの日記』を読み感銘を受ける。早稲田大学を卒業した1984年、倉敷市の川崎医大秘書室に就職。1986年、川崎製鉄のエンジニアの男性との結婚を機に退職し、小説の執筆に取り組むようになる。
1988年、「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞受賞し作家デビュー。1991年、妊娠した姉に対する妹の静かな悪意を描いた「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。以降も無垢と残酷、生と死、慈しまれるものの消滅といったテーマを繊細な筆致で描いている。2004年、記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦の母子との交流を描いた『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。映画化もされ話題となる。2005年には『薬指の標本』がフランスで映画化された。その他の作品に『ブラフマンの埋葬』(2004年泉鏡花文学賞)、『ミーナの行進』(2006年谷崎潤一郎賞)など。
2007年7月より芥川賞選考委員に参加。2012年現在太宰治賞、読売文学賞の選考委員も務める。兵庫県芦屋市在住。息子がいる。


图书封面

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