みんな自分がわからない
新潮社 (1995/07)
「日」北野 武（ビートたけし）
「不景気だ、不景気だ」って大騒ぎしてるけど、いったい誰が不景気で困ってるんだ。いまの日本人はもっと徹底的に貧乏になって、自分の身の程を知ったほうがいいんだ―。何とも不思議な国ニッポン。みんな自分がわからない。そんな日本人を名医たけしが診察すれば、効果テキメン、迷いが消えてなくなります。貴方だけにそっとお薦めする、シリーズ文庫第三弾。ますます絶好調。
ビートたけし（1947年〈昭和22年〉1月18日 - ）は、日本のお笑いタレント、司会者、映画監督、俳優、作家、芸術家、東京藝術大学大学院映像研究科教授。元漫才師（ビートきよしと共に、ツービートとして活動し、現在も稀にきよしと漫才を披露する機会がある）であり、日本国外では映画監督としての知名度が高い。また、映画監督などで本名名義で活動する他、立川談志一門であり、高座名「立川錦之助」を持つ[4]。本名、北野 武（きたの たけし）。
東京都足立区梅島出身。オフィス北野所属。
愛称は「たけし」「たけちゃん」、たけし軍団やたけしを慕っている後輩芸人からは「殿」と呼ばれており、所ジョージからは「北野さん」や「おじさん」と呼ばれ、明石家さんまからはたまに「おっさん」[5]と呼ばれる。
現在の日本や子供について、自分の率直な意見を述べている本で納得させられることもしばしばある。オリンピックでメダルを取ったりすると、「今の若い人は国際舞台でもプレッシャーを感じなくなった。ものおじしないのが素晴らしい」などとマスコミが褒めちぎるが"ものおじしないってことは図々しいってことだろう。それが、そんなにいいことなのか。若者たちが歴史を変えてきたのは事実だが、今の日本の若者がものおじしないっていうのは、そういうレベルじゃないんじゃないか"と疑問を投げかけている。
現代の日本について考えさせられる一冊だと思います。
